甘い秘密 ~sweets~

少し薄暗くなってきた公園は人もまばらになっている。

おまけに、彼らは私を囲むように引きずって行くから、きっと、周りから私は見えにくいだろう。

声を出そうにも、1人に手で口を塞がれていて、出ない。

必死でもがいたりしたものの、男の力に勝てるわけもなく、
私は林の奥へと連れて行かれた。


「ここでいいんじゃね?」

男の1人がそう言った。

「ここなら誰も来ないだろ。」


「だな。」


「でも、外でって寒くねぇ?」

「すぐあったまるだろ。」


ギャハハハ
と男達は下品な笑い声をあげた。