三人の近くへ行き 亜里沙の隣に座る。 亜里沙が香南の頭をなでる。 亜里沙は特に香南を 可愛がっていた。 まるで実の妹を扱うように。 「待ってたんだ。 紹介するよ。 コイツは壬令」 亜里沙は 言葉遣いが荒い。 けれども人情深く 仲間からの信頼は厚い。 現に香南も亜里沙には 絶対的な信頼を寄せていた。