「キャー! ちゅーした! ちゅーした!」 2階のまどから、お母さんが今にも飛び降りそうな勢いで叫んだ。 ここ、 あたし心の部屋では、 今、お母さんとあたし、 それから夕食を食べに来た駿と駿のお母さんのひとみさんがいた。 女の勘だかなんだか知らないけど、亮ちゃんの車が着いた瞬間、突如2人のお母さんはあたしと駿をひっぱって2階にきた。 ちなみに両家のお父さんはすでにビールを飲みながらリビングでくつろいでいた。