同じなのかもしれない… よしき先輩はあたしが好きだけど、よしき先輩が好きなあたしは亮ちゃんが好きでー… あたしが好きな亮ちゃんはー… 静かに涙を流すあたしに、よしき先輩は気づいてなかった。 よしき先輩は、 「大切にする」とか 「幸せにする」とか ずっと言っていて、あたしはぼんやりと亮ちゃんを見つめながら聞いていた。 そんなあたしの見つめる先で、亮ちゃんの顔に女の先輩の顔が徐々に近づいていってー…