あたしはそう思って真っ直ぐによしき先輩をみた。 「オレさぁ、初めてみたときからりんちゃんのこと好きなんだ。 冗談とかじゃなくて、本気なんだ。」 …よしき先輩は本気っぽい。 確かにお酒を飲んでいて顔は赤いけど、瞳はしっかりとあたしを見つめていた。 「今日の飲み会も、サークルのメンバーに頼んでセッティングしてもらったんだ。 こうでもしなきゃ、オレりんちゃんと会えないし。」