九鬼はゆっくりと、早奈英を芝生の上に寝かすと、近くに落ちていたブラックの乙女ケースを拾い上げた。
そして、早奈英の鳩尾辺りに、乙女ケースを置いた。
「変身はできないけど…ムーンエナジーは補充できる。少しは、痛みを和らげてくれるはず」
九鬼は早奈英を見つめながら、立ち上がった。
「行ってくるわ」
早奈英に背を向けると、全身の調子を確認するに、一歩一歩踏み締めて、ダイヤモンドに向け、歩いていく。
「待ちな!」
九鬼の後ろから、声がした。
振り返ると、魔神軍団がこちらに道路の向こうから、走ってくるのが見えた。
「九鬼真弓!」
先頭にいるのは、鎌が突き刺さったままのかまいたちごっこだった。
「我ら!魔神軍団が、貴様の命を貰う!」
かまいたちごっこの後ろには、湯豆腐三兄弟改め…木綿三兄弟がいる。
他にも、台車に乗った魔神自動販売機!代替えポケホウダイン!
鹿おっさんなど…魔神軍団は総勢30体!
九鬼は、芝生の上で眠る早奈英を見ると、引き返そうとした。
「待て…」
九鬼の前に、十夜が現れた。
「一度、前を向いた足を止めるな」
十夜は、九鬼と早奈英の真ん中に立つと、
「やつらは、俺に任せろ」
「十夜さん…」
「勘違いするな!」
十夜は九鬼を睨むと、
「貴様を倒すのは、俺だ」
その手にある銀色の乙女ケースに、目をやり、
「新しい力を手に入れたか…面白い!」
十夜は嬉しそうに笑いながら、日本刀を召喚した。
「やつを倒し、最強の戦士になれ!そして、最強となったお前を、最強の俺が倒す!」
十夜は、魔神軍団に向かって歩き出した。
「その予定…裏切るなよ」
「十夜さん…」
「フン!」
十夜は鼻をならすと、早奈英を守るように、彼女を背にして立ち塞いだ。
「ここからは、行かす訳にはいかぬわ」
十夜は日本刀を、魔神軍団に向けた。
そして、早奈英の鳩尾辺りに、乙女ケースを置いた。
「変身はできないけど…ムーンエナジーは補充できる。少しは、痛みを和らげてくれるはず」
九鬼は早奈英を見つめながら、立ち上がった。
「行ってくるわ」
早奈英に背を向けると、全身の調子を確認するに、一歩一歩踏み締めて、ダイヤモンドに向け、歩いていく。
「待ちな!」
九鬼の後ろから、声がした。
振り返ると、魔神軍団がこちらに道路の向こうから、走ってくるのが見えた。
「九鬼真弓!」
先頭にいるのは、鎌が突き刺さったままのかまいたちごっこだった。
「我ら!魔神軍団が、貴様の命を貰う!」
かまいたちごっこの後ろには、湯豆腐三兄弟改め…木綿三兄弟がいる。
他にも、台車に乗った魔神自動販売機!代替えポケホウダイン!
鹿おっさんなど…魔神軍団は総勢30体!
九鬼は、芝生の上で眠る早奈英を見ると、引き返そうとした。
「待て…」
九鬼の前に、十夜が現れた。
「一度、前を向いた足を止めるな」
十夜は、九鬼と早奈英の真ん中に立つと、
「やつらは、俺に任せろ」
「十夜さん…」
「勘違いするな!」
十夜は九鬼を睨むと、
「貴様を倒すのは、俺だ」
その手にある銀色の乙女ケースに、目をやり、
「新しい力を手に入れたか…面白い!」
十夜は嬉しそうに笑いながら、日本刀を召喚した。
「やつを倒し、最強の戦士になれ!そして、最強となったお前を、最強の俺が倒す!」
十夜は、魔神軍団に向かって歩き出した。
「その予定…裏切るなよ」
「十夜さん…」
「フン!」
十夜は鼻をならすと、早奈英を守るように、彼女を背にして立ち塞いだ。
「ここからは、行かす訳にはいかぬわ」
十夜は日本刀を、魔神軍団に向けた。


