「 …おれが、歌うたうと 皆、おれをキライになる 歌…うたう前は、あいつだって いい奴だったんだ…… 」 「 カッパ 俺は嫌わないぞ 」 「 あいつも最初は 『楽しいなら歌えば』って 笑って言ったよ! 頑張れっていってくれた でも…おれが頑張ると どんどん……おかしくなった だから 一生、歌なんか…歌わない……」 拳を胸の前でギュッと握る カッパのその手を掴んだ オミヨさんに頭を下げる 「 …お水、 どうもありがとうございました 」