群青の月 〜『Azurite』take00〜






「 ……何処で 」




「 リハビリテーションセンター 」




「 …まだ……体が? 」



「 俺、当時
病院のカーテン変えるバイトしてて…
リハビリ室入ったら、アズがいた


感動しながら、
少し震えながら見てて
目が、あったんだ

…そしたら… 」




「 ……そしたら? 」



「 物凄い、悪党みたいな顔された 」









―― 久しぶりに

腹を抱えて笑って、泣いた

知らずと、涙が出た




「 …す、すまん
いや……か…変わらないから 」



まだ笑いが溢れ出して
指先の煙草から、灰が落ちる




「 …青山さんて
ちゃんとそういう風に、笑うんだね 」




「 笑うよ 」

腹を押さえる




「 なんかずっと、大人ですって感じで
正体不明だった 」



「 そうなのか 」





「 うん

それで
その時はすぐに部屋、出たんだけど
昼休みに、自動販売機前で
また 会ったんだ




暑いねって

ジュース、奢ってくれたんだ――― 」