ぼんやりとした記憶にあるのは ―― 扉を閉め 真っ暗な屋上の部屋のベットで そのまま 何日目かにドアが開いて 久しぶりにボロボロになるまで 殴られた 酒の匂いがしなくて不思議に思って 顔を上げたら 泣きながら竹田さんが俺の胸倉を 掴んでいて 梅川さんが 『また手術したんだ 助かったんだよ あずるちゃん!!』と叫んで やっぱり涙を流していた