群青の月 〜『Azurite』take00〜







仮設の控室に戻ると
やはり皆、目を逸らして座っていて



1バンドだけ、強い目で
『良かった』と声をかけてくれた


"ハイパートーク"の赤池さんという
ちょっとふっくらしたメガネの
笑った顔が、印象的な人



向こうでしゃがみながら
こちらに背を向けたギタリストは
腕に蜥蜴のタトゥー



ヴォーカルは、男性で
"自分はセミプロ"でと熱く語り
かなり俺達のバンドの、批評をしてくれる


頃合いを見て、名刺を貰い
キャンピングカーに、一旦戻る事にした