仮設の控室に戻ると やはり皆、目を逸らして座っていて 1バンドだけ、強い目で 『良かった』と声をかけてくれた "ハイパートーク"の赤池さんという ちょっとふっくらしたメガネの 笑った顔が、印象的な人 向こうでしゃがみながら こちらに背を向けたギタリストは 腕に蜥蜴のタトゥー ヴォーカルは、男性で "自分はセミプロ"でと熱く語り かなり俺達のバンドの、批評をしてくれる 頃合いを見て、名刺を貰い キャンピングカーに、一旦戻る事にした