群青の月 〜『Azurite』take00〜




廊下に響き渡る音を立てて
俺は階下に向かう



下に着いた時にはもう
居なくなっているとか
そんな予想は、思い浮かば無かった



雨に濡れたマンションの
入口の階段


周りを見回した
足音もしない






「 ――― リュウジ!! 」




上から声 あずるだ



ポケットからコッソリ、鍵を出す
そして大声で
「 鍵!落とした! 」と叫んだ