と言っても、
どこに行く
って決めてるわけじゃないんだよね…

ひとまず
いつもみたく
カフェに入る私達…


「なんか本当にいつも通りだね…ごめん」

「私は気にしてないよ
それより、昨日は…ありがとう」

「俺も楽しかったよ
ハルカちゃんが本当に……
あの…キレイで…」

「ほぇ??
……きれ…え!?」

「やっ…
きれいだったよ
本当に…
失礼かもしれないけど
いつものハルカちゃんのかわいさが全くなくて…
きれいだった…」

「ほっほめ過ぎ!!
耳…あついよ……」

「ごめん!!
でも…本当に俺、そう思ったんだ」


真剣な眼差しと
ほんのり紅潮したほっぺたが
彼の言葉をリアルに

とても強く


私の心に響かせた


















「いつまでもカフェにいるのも…
せっかくだから…
外、歩かない??」

「うん☆」

私達は
息が白く染まる、
キラキラと輝く、
恋人達が歩く外に出た