「まあ、可愛い~!」

『でしょ~?』

「さすが私の娘。なんでも似合うわね!」

『お、お母さん…。』

それは喜んでもいいのか…?まぁいいや。


そのあと、私は朝ごはんを食べて寮に持って行く大きな荷物と共に高校に向かおうとしていた。

『いってきまーす』

「行ってらっしゃい!次会うのは夏休みかしら。時々連絡しなさいね?」

『うん!それじゃ』


返事をしてからドアを閉める。
そっかぁ…。夏休みまで家帰れないんだ。

「優佳!おはよー」

『おはよー、真美!』

この子は岡崎真美。私の一番の親友で中学生の時からずーっと一緒にいる。