電話を切ると、俺は思いついた。 そうだ! 優梨に、最高の歌をプレゼントをしよう。 すぐさま、紙とシャーペンを持って机にかじりつく。 切ない気持ち。 ありがとうの気持ち。 大好きな気持ち。 全て詰め込んで、最高の曲を作ろう…。 何度も何度も書き直し、完成したのは翌日だった。 太陽が、眩しく顔を出す。 「ふぁぁあ〜…。」 俺は、大きく伸びをした。