「やべぇ…。
うめぇよ…世界一うめー…―」



陸の声は掠れていた



陸の瞳から、涙が流れていた。





「俺…超幸せ。
逢いたかった…―優梨」




陸は、あたしを思いきりギュッと抱きしめて…




顎をぐぃっとあげると



優しいキスをした




ほろ苦いチョコレートの味



あまーい香りが鼻を掠めた…






世界一幸せな…



バレンタインになりました





最高の歌のプレゼント



ありがとう。




これからも



ずっと



ずーっと



一緒にいてね?




あたしにとっても…



陸は



最愛の人




―Dearest―





09.1.13【完】