「そう言えばねぇ~
愛と大樹君……別れたらしいよぉ」


えっ?……



マジかよ?


だって、この間電話した時は何も──…



「あぁ…そうなんだ」


落ち着けぇ~
ここで動揺したら
さゆりに、何か悟られそうだ。


「だからぁ…もう、4人で遊ぶとかは
出来ないねぇ~」


「あぁ…そうだな」


このあと、さゆりと話した事は
何一つ覚えてない。


愛ちゃんが大樹君と別れた……



マジかよ。



さゆりの電話を切ると
俺は急いで
愛ちゃんに電話をかけた。