二股男─甘い誘惑切ない葛藤─

「もう!!
さっきから何で黙ってるの!?
しい君!!」



と、ご立腹のさゆり。



「いやぁ~
さゆり……可愛いなぁって思ってた♪」



とりあえずこう言っておけば
さゆりは喜ぶだろう。



「むかつくぅ~!!罰として
今日はずーっと手を繋いでいてよぉ~」



「はいはい…
お姫様──」



そんな俺たちのやり取りを
愛ちゃんはクスクスと笑いながら
眺めている。