「本当だよ……
でも──もう2度と言わねぇからな!!」



若干顔を赤らめて
さゆりから視線を外す。


するとさゆりは
俺の首へ腕を回すと
思いっきり俺を抱き寄せた。



「さゆりもっ!!
しい君、だぁいすき!!」



にっこりとほほ笑みながら
俺に抱きつくさゆりは本当に可愛い……


付き合いだした日に
あんな恐ろしい目をしてた女とは別人のようだ。



「1ヶ月だな……
これからもよろしくな!さゆり…」


「うん!!」