「そっか……ごめんな──
傷つけて…」



いつの間にか
立場は逆転していた…



俺は、さゆりを傷つけた…


その罪悪感にのまれそうになっていた。



「そんなに謝らないでよ…
ねぇ?しい君?
今だけでいいから…
親子3人で、川の字になって寝よ?」