「8月13日にそっちに帰るからねぇー!
駅まで迎えに来てくれる?
早く、しい君に会いたぁい」


そんな甘ったるい声を出さなくてもいいよ……


「あぁ……大丈夫だよ
何時ごろ?」


「多分、夕方には着くよ!」


「分かった……
ゴメン、俺今日はもう眠いから寝るな」


「うん!お休み!また明日ね!」


電話を切りベッドになだれ込むと
タイミングを見計らったかのように
お風呂から愛が出てきた。


そういえば……


俺、愛とどこかに出かけた事ないよな。


さゆりが帰ってきてたら
なかなか会えないし


デートしてぇな……