「もう……大樹の名前は呼ぶな
お前は俺のものだ──」


分かってるよ……


愛……お前も、俺の瞳に大樹君を映して抱かれるんだろう?



俺が他の女にそうしていたように。



俺が……誰を抱く時も
ひろ子を映していたように……



たとえ愛がそうでも
俺は……お前の事だけ考えるからな。


今、瞳に映しているのは
ひろ子でも、さゆりでもないから……



お前だけ……
約束するよ。



「愛……好きだよ」