「ありがとう。
分かりやすい説明やったわ。」
「いいよ。私も慎吾くんのこと
知れてよかったし。」

その日はメアドを交換して終わった。
帰ってから何通か
メールをしてこの先への
期待で胸を膨らませていた。

慎吾くんは私の心の中に
すっと溶け込んできた。
その一言一言が気遣いだったり、
見えない部分でとても魅かれる部分があった。

たまにしか笑わないのも
真剣に話してくれてるからだと思ったし、
暗い部分もあったが
私と話すときは相変わらずで
そこまで気にも止めていなかった。

冬休みが明け、少ししたぐらいだろうか。
慎吾くんが学校を欠席した。
次の日も次の日も。3日間も欠席。