ドキドキする。
何度も小さく深呼吸するけど…
もうすぐ…逢えるんだ。
あれ?
待っててって…
橋口さんもあたしに用事があるのかな…?
カランカラン
「朱…里ちゃん…っ!?」
「コラ!直志っ!!
乱暴に開けないの!
それに朱里ちゃんはちゃんといるから(笑)」
橋口さん…?
あまりの慌てように、あたしは驚くばかりで。
「橋口さん…?」
すごい汗だ。
いったいどうしたの…?
「朱里ちゃん!!」
「は、はいっ!?」
な…に??
「ひ…さしぶり…?」
「あ…はい」
…………?
「ぶぶっ、くくく」
おばさんと他のスタッフさん達は、はなぜか爆笑してるし。
「お前らうるせぇ!」
…何よぅ。
あたしだけ知らないみたい。
「直志、頑張れ!」
応援されてるし。
「あーもう。
朱里ちゃん、行くよ!!」
「えっ!?」
あたしは橋口さんに引っ張られた。


