廊下の隅っこに
二人並んで腰を下ろす…
優斗は、
私がなんで泣いてたのかは聞かなかった…
私も当然
精子がどうのこうのなんて、優斗には口が裂けても言えないのだけど……
けど
優斗はその代わりに…
「 誰に泣かされた?」
そんなことを聞いた。
…これって、
"お前を泣かす奴は
俺が許さねぇ… "
…みたいな??
いやいやいや、
漫画の読み過ぎか 私…
とか思ってたら…
「 神菜を泣かす奴は、
俺が…――、」
「 …!?」
えっ?、
ほんとにそのパターンなの!?
とか思っていたら、
「 …――俺が、
逆に泣かしてきてやるからな。」
予想外な言葉。
「 ………。
うん。ありがと…
でも、大丈夫だから…」
…さすが優斗
微妙にずれてる。
でも
そんな風に言ってくれて嬉しい…