恋人ごっこ




数分後…





「 それでは!


楽しい楽しい生物部の活動を始めたいと思いま~す☆」





生物室に春兄ちゃんの馬鹿みたいな掛け声が響き渡った…





私とタモリ君は

しらけた表情でその様子を見ているのだが




そこは空気が読めない春兄ちゃん




気にすることなく、
今日の活動内容を述べた






「 そうだ!

せっかく男子部員が居ることだし、



今日は

ちょっと精子でも顕微鏡で観察するか!!」









…………。











Why?











私の聞き間違いでなければ…、

今 サラッと問題発言が飛び出した。








「 ちょッ、先生 マジっすかっ!? 」





タモリ君が慌てて声を上げる






「 マジだよ♪


森田君も、

生物学好きの男なら、
自分のくらいは一度観といた方が良いよ? 」





いつもと変わらない極上の笑みに、


いつも以上の変人…
いや、変態発言。