生物部の部長をしているからと言って
別に私は、
理系でもなければ、
生命の神秘にロマンを感じているわけではない。
ならば何故ここに居る? と、聞かれれば、
成り行きだ。と答えるほかない…。
1年のころ入っていた
女子プロレスリング部は、私が2年になる前に部員不足で、廃部になり、
私の青春は、
たった1年で終わりを迎えたのだった…
そんな時
生物部顧問の先生から、生物部に入らないかと誘われた。
何故 誘われたかと言えば、
私の生物の成績は、
とある諸事情により学年1位なのである…
別に生物が好きでもないけれど、
先生からのせっかくのお誘いも断るわけにもいかず、
なんとなく入部。
そして
生物部の部員全員が、
幽霊部員であるために
入部した直後に部長に任命されてしまったのである……