恋人ごっこ












「 ……優斗、

結婚しよう…。」






その言葉は、

考えるより先に、私の口から出ていた…




「 …神菜?」

不安定な瞳で、優斗が私を見つめる



「 …私、優斗といつか結婚して、優斗の子ども産みたい。」


「 …神菜、」



「 …私は死なないよ。絶対に大丈夫だから…… 」

絶対なんて言い切れる保証はどこにも無いけれど、私は強くそう言った。



「 …私ね、子どもは最低でも4人は欲しいの…。」




生まれてこれなかった優斗と私の、妹か弟たち……

その子達の代わりにするつもりは無い。だけど、私は産みたい……






「 …神菜、ありがとう。」

私の言葉に、優斗は小さく笑った…。


そして、私を強く強く抱き締めた……




「 …ありがとう、神菜



…結婚しよう。

それで、俺たちの子ども産んで。」



「 うん…。」


そう頷くのと同時に、優斗を強く強く抱き締め返した……。








…優斗が、私を守ってくれるように、

私も、優斗を守りたい……



辛いことも、

悲しいことも、

私は優斗と一緒なら大丈夫…。





優斗にとっての私も、そんな存在でありたい……。