優斗は、静かに言葉を続けた…
「 …考えすぎなのは、自分でもよくわかってる。
でも、もし今 神菜に子どもが出来たとして…、
俺は、堕ろしてなんて言えない。けど…、簡単に 産んでとも言えない。言いたくない。だから…」
……だから優斗は、
やめようと言ったのだ…。
「 …優斗、ごめん
私… ぶったりして、ごめんなさい… 」
私のわがままのせいで、優斗を傷つけた……。
…それなのに、
優斗は、私は悪くないと言った。
「 神菜は悪くないよ…。
最低なこと言った俺が悪いんだ…。
…俺、心のどこかで、母さんに子どもが出来なかったら良かったって思ってたたんだと思う。
だからあんな事が口から出た…。俺、ほんとに最低だよ…… 」
「 ………優斗、」
私は、優斗に慰めるような言葉を返してあげることは出来なかった……

