恋人ごっこ




…一瞬、

頭の中が真っ白になった


そして

気が付いた時には…、



私は

優斗を引っ叩いていた…







……もしかすれば、
優斗のその言葉は正しいかったのかもしれない。



私も優斗もまだ学生。

だからセックスなんてするべきじゃないのかもしれない。


優斗は真面目だから、私のリスクを考えてそう言ったのかもしれない。





…だけど、

その言葉の言い方は、
あまりにも冷たすぎた……。


"いらない"なんて言うようなその言葉は、あまりにも悲しすぎたのだ…。








…お母さんが子どもを堕ろしてしまった時、私は悲しかった。


仲直りできた今でも、その悲しみを忘れる時は一生来ることは無いだろうとそう思う…。



私にとって、
優斗のその言葉は悲しいものでしかなかった……




…優斗はそんな事を言う人じゃないと信じていたから、勝手に裏切られたような気持ちになった…。

振り上げたその手を止めることは出来なかったのだ……