恋人ごっこ







…恥ずかしさはあったけれど、不思議と怖くはなかった。


それは、やっぱり相手が優斗だからだと思う…





触れる手は
なによりも優しくて、


触れる唇は
なによりも心地よかった……







…けれど、優斗は






「 ごめん。


……やっぱやめよ。」



と、なにを思ったのか、
突然そんなことを言い出して、行為をやめてしまった。






優斗の言葉に、体の熱が一気に引いていく…。




「 ……えっ、



わ、私って…そんなに魅力無い…?」



…自分で言ってて悲しくなった。







「 いや、そういう意味で言ったんじゃなくて… 」



優斗は困ったように言いながら、私の頭を撫でた。






( …じゃあなんで?)



焦りにも似たような、何とも言えない感覚が私を襲う……