恋人ごっこ





「 …私も、


優斗が好き……。」



そう返すと、優斗は返事の代わりに触れるだけのキスを落とした……





…最初は触れるだけだったそれは、


いつのまにかどんどん深くなっていった……。




溶かされそうなその口づけに、意識が途切れそうな感覚になる。







…気が付けば私は、

そのまま座っていたソファの上に押し倒されていた……





こんなベタな流れはまさか……







「 んっ、ちょっ!!優斗!?」


「 なに?」



慌てて声を上げると、
優斗は私の首筋にキスしながらそう平然と返事をした。

恥ずかしくて、体の熱が一気に上がっていくのが判る…





「 あのっ、まさか… 」


確認の意味でそう声を上げると…





「 神菜が誘ったんだろ?」

優斗が平然とそう答えた。





「 …さっ、誘ってなんか…っ!!」



…そう言いかけてその続きの言葉が出なかった。


その気がなかったと言えば嘘になるし…、

優斗の言う通り、誘ったのは明らかに私の方だろう……










「 嫌なら止めるけど?」


優斗が笑いながら言う…




「 ………。

優斗の意地悪… 」



私は恥ずかしさで顔を背けた。