恋人ごっこ







「 …神菜、これ……、」


それを手にした優斗の動きも止まった。





これはもう私には言い訳のしようがない。








"終わった…"


そんな言葉が私の頭に過った……


彼女がコンドーム持って彼氏の部屋に来るって、する気満々としか思えないに決まってる…





確実に優斗は引いただろう…






これで もれなく私も変態の仲間入りである…。







そんなことを考えていると、優斗が口を開いた…






「 …神菜、これ、



どうしたら

こんなに箱がボコボコになるんだよ。」




「 ………え 」










…あれ?

そっちにツッこむの?















……後にも先にも、


私が優斗の天然ぶりに心から感謝したのは、この時だけである…。