恋人ごっこ





「 いや〜、感動的だったぞ〜。」



と、微笑ましげに笑う春兄ちゃん。

一方 私は、恥ずかしさで消えたくなった…






「 お兄ちゃん、カーテン握りしめて泣きまくってたよ〜。」


「 ………。」





その言葉に、

私は思わず その姿を想像してしまった。




24歳にもなる大人が(しかも学校の先生が)隣人の家庭事情を見て、カーテン握りしめて泣いている……



私とお父さんとのやり取りがいかに感動的であろうと、そんな人物が加われば見事に台無しである…。