恋人ごっこ




「 今更だけど、親として失格だよな… 」



お父さんの言葉に
私は精一杯 首を横に振った…



「 そんなことないっ!



…さっきは、

ごめんなさい…


あんなこと 本当は思ってないよ… 」



私の言葉に、

お父さんは小さく笑った…







「 神菜は悪くないよ、

最低なのは当然だし、嫌われたって仕方ない…



本当に、

今まで悪かった…… 」



そう言って、深く深く頭を下げられた…。



私は自然と溢れ出てくる涙を止めることが出来なかった








「 …おとうさんっ、



わたし、

ここにいてもいいの?」



答えが怖くて、

今まで聞くことの出来なかった問いかけ…





「 なに言ってんだ。

居ていいに決まってるだろう…。



お前は、

俺たちの子どもなんだぞ。」




力強い言葉に、
肩の力が一気に抜け落ちた 気がした…









…よかった。

私、いらない子なんかじゃなかったよ…




心の中で、優斗に向けてそう呟いた