恋人ごっこ





ぎゅうっと抱き付けば、

それよりももっと強く抱き締め返してくれる優斗


心地良いその体温に、思わず体をすり寄せてしまう…





「 …神菜 今日は随分と甘えてくるのな。」



「 クリスマスだからね…、」




言いながら優斗に顔を近付けた。



「 …ねぇ、優斗

キスして…?」





その言葉に小さく笑いながらも、きちんと応えてくれる優斗





それが
とても安心する…。



優斗の優しさに甘え過ぎているのは、自分でもよく分かっている…




だけど、

そうしてないと、親のことを考えてしまい不安で押し潰されそうになるのだ…。








…優斗とのキスはとても心地良い


最近 ようやく慣れてきたばかりの大人のキスは、気持が良すぎて気が変になりそうなくらいだ…







 もっと

 優斗で満たされたい。







そう思ってしまうほど、私は優斗を求めていた……