「 もっと甘さは控えた方がいいわよ。」
と、余計なアドバイスをしてくる母。
優斗は甘いの好きだからこれでいいのっ!!
…そう言いたかったけれど、そんなこと言っても仕方が無い。
「 …もう、ほっといてよ。」
そう言ってそっぽを向くと、
今度は父が
「 なんだ〜、反抗期か?」
と、横から茶々を入れる。
…なんか、
イラっとした。
人のケーキ駄目にしておきながら、悪いと思ってないこの態度に、私のイライラは膨れるばかりだった…。
…そして
このイライラに、
今までの鬱憤までもが加わってしまうと、私の怒りが爆発してしまうのは早かった……
「 最っ低!!
2人とも大っ嫌いッ!!」

