恋人ごっこ






……その夜、

そのまま優斗の部屋に泊まっていくことにした。



離ればなれになるのだから、それまで少しでも一緒の時間を過ごしたかったのだ……





優斗とは
一緒に寝るけど、

ただ寝るだけだ。


おじさんの言うように、優斗はやっぱりなにもしてこない…






…そんな優斗に対し、

ぬくもりが欲しいと思ってしまう私は、欲求不満なのだろうか…。




私の両親は、
いい歳してラブラブで、しょっちゅうヤりまくっているものだから、

それが最上級の愛情表現であるのだと、ずっと思い込んでいた…。




だから、

なにもないことは私にとって寂しくもあるのだ……