「 …ユミ、
ありがとう…
ユミも素敵な人見つけてね、ユミなら絶対に見つけられるよ…。」
…どうか、どうか、
ユミの前にも、素敵な人が現れますように……。
…そんな願いを込めて、
ぎゅっと彼女を抱き締めた…
「 うん!!
絶対見つけるね!」
体を離すと、
ユミはとびっきり可愛い笑顔を私に見せてくれた…
…そんな時、
「 じゃあ、
ユミさんは俺と付き合いましょーか。」
どこからともなく現れたタモリ君が、
にっこり笑いながらユミを後ろからぎゅっと抱き締めたのだ。
…その光景に
私と優斗は唖然となり、
ユミは小さく悲鳴を上げた
「 なんでユミがあんたと付き合わなきゃいけないのよーーっ!?」
「 なんでって、
ユミさんが言ったんじゃないっすか、
星野先輩と優斗さんがまた付き合うことになったら新しい恋人探す。って、」
「 そうは言ったけど、
アンタと付き合うなんて、ユミ 一言も言ってないからっ!!」
そんな言い合いが
私たちの目の前で繰り広げられていた…

