恋人ごっこ






「 …もう


春兄ちゃんやめなよ、


朋華さんに失礼だよ…」





呆れつつそう言う私に対し、春兄ちゃんは不機嫌そうに



「 …こんなどこの馬の骨とも知らない人に、あっきーをやれるか。」


と、今度は、
花嫁の父親みたいなことを言い出した。








一方、そんなことを言われた朋華さんは、



「 お義兄さん、面白いですね〜。」


と、無邪気に笑うのだった。



( 春兄ちゃんの変人っぷりに引いていないなんて、朋華さんって強い… )






そんなことを思いつつも、



私は少しでも話題を変えようと、



「 それよりね、春兄ちゃん

私ね、優斗と付き合うことになったよ!!」


そう言ってみた。







…すると、





「 はいはい、よかったね。」


と、すっごい適当に流された。





昨日あれだけ励ましてくれたのに

この状況では、どーでもいい様子…


重度のブラコンである春兄ちゃんのなかでは、


"秋さん>私"なのである…










…こうして、

昨日の出来事で上がった春兄ちゃんの好感度は、



一瞬にして
大暴落したのだった……。