「 …ねぇ、
そんなことより、
神菜ちゃんってさー、
…もしかして、
優ちゃんの彼女の、
"カンナ"ちゃん??」
楽しそうに瞳を輝かせて朋華さんが私に尋ねた。
…その言葉にいち早く反応したのは秋さんで、
「 え?もしかして、
…"優斗君"って、
優ちゃんのこと!?」
と驚いたように言う…
…そして、
目の前の2人は、話についていけない私をよそになにやら盛り上がり出していた……
「 わぁ~!!
会えて嬉し~!!
改めてよろしくね!!神菜ちゃん!!」
と、朋華さんが
興奮気味に私の手をぎゅっと握って強引な握手をした。
「 ……、あのっ、
朋華さんって…、」
優斗のなんなの…?

