恋人ごっこ







…ユリと一緒に、


こっそりと優斗を追いかけること、数分……












「 優ちゃ~ん!!」


と、甘えた声で優斗に呼び掛ける女の人が出現した…











「「 優ちゃんっ!?」」




私とユリがハモった。

"優ちゃん"だなんて、
凄く親しげな呼び方に、私たちは驚愕したのだった…








そう呼びながら優斗に駆け寄るその人は、



ちょっと派手めで、
露出度の高い服を着た綺麗な綺麗なお姉さんだった…







「 …だっ、誰っ!?

誰よっ!?
あの女はっっ!!」



ユリが小声で怒鳴りながら、私に掴み掛かった…





「 知らないって!」




凄い剣幕で迫られて、
私は焦って首を振る








あんな美人と優斗が知り合いだなんて、

まったくの予想外だ…