恋人ごっこ






しょんぼりして下げた顔を上げると、

優斗とばっちり目が合った…。












…優斗は、視線が合うと焦りながら私に言った





「 …あ、悪い、

俺も自分の分はさっき食っちゃったから、



もう残ってないんだけど…… 」




「 …っ!? 」






優斗の分が欲しくて見ていたのと勘違いされた…









これじゃあ、ただの食い意地の張った女だ…







「 違っ!!」


私は慌てて首を振った。







恥ずかしすぎる…

多分 顔真っ赤だ。







そんな私に優斗は…、




「 これでよかったら…、」


と、ポケットからミルキーを差し出した











「 あ、ありがとう… 」



そんな優しすぎる優斗に



思わず、きゅんとなった私








…って、

お菓子貰ってきゅんとなるなんて、




やっぱり私は、

ただの食い意地の張った女なのかもしれない……