タモリ君は、
学年問わずモテモテの男の子。
男の春兄ちゃんが相手であっても恋の誤解が生まれるくらいに恋多き少年なのに……
‥そんな彼と、私は結構な時間を一緒に過ごしていた…
なにも感じなかったどころか、
誰からも何も言われることはなかった………
「 …そう言うわけで、先輩と俺とは絶対あり得ないっすよ。」
「 …うん。
私も、たった今そう思った… 」
私とタモリ君は、
一生そういう関係にはなり得ないのだろう……
「 まぁ、でも…
先輩が希望するなら、俺はいつでもお付き合いしますよ?
先輩となら楽しそうっすからね、」
タモリ君は私の顔の覗き込むようにそう言った…
誘惑するような、
挑発するような、
でも、どこか子どもっぽい…
……そんな微笑みを浮かべていた

