「「「 はい!!どうぞどうぞっ!!」」」
その無駄に良いルックスに騙された子たちは、
そう言って、あっさり了解を出した……。
…しかも、
春兄ちゃんは、出来上がったお菓子を貰う約束まで ちゃっかり取り付けている…
なんて大人気ない人なんだろう……。
と、私は思った
…こうして
生物室へ
強制連行された私
生物室には、
すでにタモリ君が居て、
どんな顔していいのか、ちょっと判らない…。
「 …俺、思ったんすけど、この部活にミーティングは必要なくないですか? 」
と、今さら そんなこと言い出すタモリ君
気付くが遅い…。
「 必要あるに決まってるだろ!!
今日はとっても重大なことを決めるミーティングだぞっ!!」
そう言って力む春兄ちゃん
「 あの…
どうでもいいけど、早く終わろう… 」
いろんな意味で、
私は、早くここから逃げ出したかった…