恋人ごっこ








「 …私こそ、



なんか、ごめんね…?
ずっと優斗に愚痴ってばっかりだし…… 」




「 ……いや、別にいいけど、





………それより、もう寝るか? 」




「 あっ!!うん… 」




時計を見れば、もうすぐ日付が変わる頃だった…









優斗は私にベッドを貸してくれて、

自分は毛布を掛けてソファに寝転んだ。






「 …ベッド借りちゃっても良いの? 」



「 良いよ。神菜はお客さんだしな、」







優斗が、そう言うので、私は有り難くベッドを借りて布団に潜る






当然だけど、


布団からは優斗の匂いが溢れていて、

ドキドキと安心が入り交じったような、不思議な感じがした……