恋人ごっこ





「 本当に送ってかなくて良いのか? 」




「 うん。大丈夫だよ、

まだそんなに暗くなってもないしね… 」




「 ……そっか、


なら、
家に着いたら、一応 連絡して。」




「 わかった。


ありがとね、バイバイ」






そんな風に

優しくしてくれる優斗を



どこか

憎く思えた私は、




今までで一番

嫌な奴だ……