恋人ごっこ






午後からの授業は普通に受けて、平凡な時間を過ごす





授業が全て終わってからの放課後





昼休みの時に、

生物部のミーティングがあるから来い。と春兄ちゃんに言われてしまったために


生物室に向かう…。






( …だから、我が生物部のどこに、ミーティングするような要素がある!?)



そう思いながら扉を開けると、










春兄ちゃんとタモリ君の2人が、


身投げするかのような勢いで、窓から身を乗り出そうとしていた…。










「 ――――ちょっ!?なにやってんのよ!?


危ないでしょうがっ!!」





私は慌てて2人の白衣(生物部のユニホーム)を引っ張って、窓から遠ざけると


2人は、「 静かにしろ!」と私を怒鳴った。







( えー!?


なんなのよそれっ!?なんで怒鳴るの!?)










あまりのことに唖然となる私に対し、

2人は私に、窓の下を見るように言う。




言われて、窓から顔を出して下を覗いて見ると そこには…












ユリが居た…。