「 神菜さんとの愛を深めるために?」
しれっと答える彼の頭を
軽くはたく。
さり気なく
名前で呼んでるし…
というか、
ユミに気があるんじゃなかったっけ…?
そう思い出してユミの方を見ると、
ユミは不機嫌そうに そっぽ向いている…
…え、
なにこの2人……
「 まぁまぁ 神菜、
別に良いじゃん?
むしろ、イケメンは大歓迎だし♪」
声を上げたのは由夏
由夏がそんなこと言うので、タモリ君はそのまま平然とお弁当を食べる。
「 じゃあ、僕も混ざって良いかな?」
すると 後ろから声を上げる。
振り替えると、
春兄ちゃんが営業用スマイル全開で そこに立っていたのだ…
「 きゃあぁぁっ!!
春先生っ!?
どうぞどうぞっ!!」
由夏から興奮した声が上がる。
由夏に勧められるままに春兄ちゃんが、私たちの輪のなかに入る…
というか、春兄ちゃん
今 さり気なく自分はイケメン宣言してるし…
なんか腹立つな…
4つ合わせた机には
私
タモリ君
ユミ
由夏
春兄ちゃん
…と、
なんとも大所帯な昼食になったのだった…。