「 帰るっ!! 」



「 あ、先輩!!ハーゲンは!?」




「 いらない!!」





そう言って私は、不機嫌さを隠すことなく生物室をあとにした……








( あー、もぅ!!

ドキドキして損した。




今日は部活に顔出してやんないんだから…!! )




…そんなことを心に決めながら教室に戻った私は、



一応 約束したので、

不本意ながらもユミにタモリ君のアドレスを渡したのだった…。




…するとユミは、


可愛らしい笑みを消して

本当に本当に嫌そうな顔を見せた…。







( よしっ!このままフられてしまえ!!)

と、思った私は相当嫌な奴だろう…