…そんなことがあったせいで、1限目の授業はもちろん遅刻…。
私と優斗は、2人揃って先生に注意されたのだった。
その授業が終わってからの休み時間。
次の授業教室へと向かう途中
「 …神菜ってさぁ、
ほんとに南君と別れちゃったの?」
「 ………へ?」
脈絡もなくユミがそんなことを聞いてきた…
「 …別れてるよ?」
そう自分で言ってて少し虚しくなった………
「 えぇ~ でもさぁ、
今日だって一緒に授業遅刻したりしてさぁ、
付き合ってた時とあんまり変わってないよ?」
「 そんなことないと思うよ…?」
そう言った私の言葉に
ユミが、でも… と、言葉を続ける
「 …でも、
神菜は南君のこと好きなんでしょ? 」
さらりとユミが私にそう言った…
( 隠していたはずだったのに、どうして… )
動揺する私に、
「 ふふ、…神菜 見てたら、わかるに決まってるよ?
協力させてね! 」
ユミが悪戯っぽく微笑んでそう言った。